この自然豊かな街にはとある有名なペットショップがある。チェーン店ではなく個人経営の店舗だ。

 

経営者は柴山祐美さん(37歳)




この街で生まれ、大の動物好きが高じてペットショップを開き、今では多くのファンに愛される有名店となった。





しかし、最初から全てが順調というわけでもなかったようだ。




というのも祐美さんはシングルマザー。
一人息子を育てながら、お店の経営を両立させるというのは想像以上に大変で、何度も失敗をし、そのたびに諦めかけたという。





「器用な性格ではないですから。子育ても仕事も、というのは非常に苦労しました。」


祐美さんはそう語る。





「どう乗り越えられたのですか?」


取材陣の質問に彼女は苦笑しながらこう言った。




「たった一つののちょっとした気づきでした。少し考え方を変えるだけで全てが好転したのです。つまり、「子育て」と「ペットショップ」実はこの二つって一緒にできるんじゃないかって。」


 

それからというものペットショップの経営は安定し、先月は東京の有名ペットショップからヘッドハンティングの話も来たというのだから驚きだ。





しかし祐美さんは首を横に振る。


「ありがたい話ですが断るつもりです。このお店だからこそ私は上手くいったのだと思うので。」




祐美さんは改めて自分の店内を見渡す。その表情には自信が満ち溢れていた。





最後に、我々が気になっていた1つの質問を彼女にする。





「え?奥の白いシーツがかけられた檻ですか?「助けて」という声が聞こえる?まさか、何も入っていませんよ。」